Drone over EasyJet Plane

Ubisenseは革新的な航空ソフトウェア開発企業であるMRO Droneとの提携を発表しました。この提携により、MRO(航空機整備・修理)業界向けに世界初の「スマートハンガー」ソリューションが提供され、航空機検査とツール・資産管理が連携されたうえで自動化し、、MRO業界の効率向上と生産性の向上が実現されます。

オペレーション、コンプライアンス、および品質チーム向けに開発されたスマート ハンガーは、MRO Drone のリモート自動飛行機検査および配布(RAPID)ドローンを組み合わせたもので、Easyjet社はこれを成功裏に試行し、現在ヨーロッパの拠点での実装を検討しています。ツール、資産、コンプライアンス管理のための Ubisense ロケーション プラットフォーム SmartSpace と、Ubisense のクラス最高の高精度リアルタイム位置測位システムである Dimension4も使用されています。 Ubisense の技術は、世界の自動車メーカー上位 10 社のうち 9 社と、Lockheed MartinやAirbusなどの主要な航空宇宙メーカーでも使用されています。

スマート ハンガーを使用すると、ドローンによる航空機の損傷検査により、機体の地上滞在(AOG)時間を最大90%削減し、航空機フリートの保守全体に効率の向上がもたらされます。これにより、ツールと設備のリアルタイムな可視化、作業パッケージの信頼性のあるステージング、センサーによる作業パッケージの実行のフィードバックが可能となり、生産性が向上し、遅延が減少します。

Ubisense の CEO である Richard Petti 氏は次のように述べています。

「位置情報は、MRO(航空機整備・修理)分野で新たに登場するソリューションの鍵となります。SmartSpaceが他のシステムと連携できるため、多くの新しいテクノロジーにとって完璧なソフトウェアプラットフォームとなっています。SmartSpaceは、OEMおよびMRO業者に、製造システムと製品および現実世界の物理的な動きとの間のデータギャップを埋める手段を提供し、デジタルツインを実現します。MRO Droneとのパートナーシップは、他の主要なテクノロジー開発者と連携し、お客様の課題に解決する最高のソリューションを提供するための戦略の一環です。」

またMRO Drone の CEO である Gavin Goudie 氏は次のように述べています。

「MRO Droneのビジョンは、航空会社とMRO(航空機整備・修理)が従来の方法よりも安全で効率的な検査を実施するためのソフトウェアツールを提供することです。Ubisenseとのパートナーシップは、お互いのテクノロジーを補完・強化し、航空会社とMROに世界クラスの次世代エンジニアリングを提供します。」

Ubisense SmartSpace は、MRO の運用、コンプライアンス、品質チームが直面する次のような課題を解決しています。

• ツールや機器を探すための時間の浪費

• 作業現場での工具や機器の不適切な設置

• 複数の作業領域にまたがる共有ツールや調整されていない機器の使用

• 定められた保管場所に返却されなかった工具や機器の管理

• 実際の状況に即さないメンテナンス及びスケジューリング

• 部品の取り違え

• 複雑で時間のかかる書類への記録

• 予定外のツールの使用

• 認定およびコンプライアンス監査のための費用

航空業界におけるUbisenseの活用事例は次のページをご確認ください。

Ubisense 航空宇宙・防衛業界での導入事例